夜送り駄文

雑食小説好き系の肥後MAN日記

ものかき 番外編(後編


  Oh, my baby Bye-Byeじゃない サヨナラはまた新しいstart
  笑顔で見送って 信じたいあしたへ向かう私を……

(「Bye-Bye」歌手:『ブラックビスケッツ』より)


個人的にはポケビの方が好き。


前回の続き。

友人R氏の勧誘もあり、創作作業に着手し始めた自分。記憶では、勧誘を受けたのは初秋頃だったと思う。そして以前、R氏に小説のお題としていくつかテーマを貰っていたので、そこからいくつかキーワードを抜粋し、物語を作っていこうと作業に乗り出した。


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↑当時R氏から貰っていたお題のキーワード。この時点ではストーリーはぼんやりで、主人公も中学の女子生徒をイメージしていた(実際は男子生徒に落ち着いた)。


物語を作る上で、前から気になっていた動物である「アマツバメ」をモチーフに「泣くと雨を降らせる女の子=アマツバメに当てはめる」という構想を取っていった。そして好きな作家さんの影響か、ミステリー臭をほんのり漂わせたちょっとしたボーイ・ミーツ・ガールな形になっていった。


初秋から構想を練り、プロット(ストーリーの要約)に約3ヶ月(12月~3月くらい)。その間は自宅と町内にある図書館を行き来し、資料集めに没頭してはパソコンに打ち込み、頭を抱える日々が続いた。


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↑プロットの一部。この時点でストーリー、テーマも確定しつつあった。


そんな折、R氏からイベント関連でU様(前々回紹介したUとは別人)を紹介して頂き、小説のイラストを描いて下さるという案が挙がった。もちろん大賛成だったが、反面、この物語がイベントまでに仕上がるか、一抹の不安も頭の隅っこに浮かび上がった。しかし何にせよ吉報だった。モチベーションは高まった。


新年度を迎え、いよいよ執筆に取りかかった。が、もともと遅筆だったため、ペースを維持するのは難しかった。言い訳や誇張した言い方になるかもしれないが、仕事自体が遅く終わることはざらだったため、パソコンに突っ伏して朝を迎えた日もしばしばあった(いや本当に)。


そして7月上旬。確かイベント開催一ヶ月前のことだった。校正も終わり、ようやく本文を執筆し終えた。約180ページ、文字数約8万字。原稿用紙に換算すると200枚ほど。それから急いでイラストを委託するべくU様(ギリギリで注文してしまい、当時誠に心苦しかった(- -;))に連絡を取り、内容を読んで頂いた。


そして短期間で小説のカバーイラストが届き(本当にご迷惑をおかけしました;)、そっこから印刷屋さんに注文し、20冊と少ないが発行するに至った。


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↑「アマツバメ」カバーイラスト。U様、無茶なお願いにも関わらず、本当にありがとうございました。


無事商品が手元が届き、イベントでも無事配布することができた。レイアウトの調整、タイプミス、構想の汚点など執筆後も課題は山積みだったが、それでも読者の方から感想や批評を頂き、本当に参加して良かったと、R氏やU様を始め、イベント関係者の皆様には感謝しています。


現在はとある物語を作るため構想中の身です。とりあえず頭の中にある物語を形にしてみよう、という楽なスタンスではありますが、いつかリアルな形に出来たらなと考えています。


ここまで長々と長文にお付き合い戴き、誠にありがとうございました。(・ω・)